
以前、小生の撮った写真を見て、アコ・タイラーさんのライブに名古屋から大阪のライブに日帰りで来た友人、今はアコ・タイラーさんのファン。そんなお友達、今年の≪TARO OKAMOTO Special Live 2011≫の名古屋でのライブ(10月07日(金)20:00〜)にも当然行った。
其処でタロウ・オカモトさんのドラムに感動、何と1日置いた10月09日(日)・三重・松阪のライブにも行ったとメールが有った。メンバーが凄い。
Taro Okamoto(d)・木村ヒロヨシ(p)・中山良一(b)・Ako Tyler(v)
※ ≪TARO OKAMOTO Special Live 2011≫:
http://m-jun.seesaa.net/article/226060967.html そんなメンバーの大阪公演は是から、詳細は上のURLをご覧下さい。そう、皆さんプロ。
そんなプロの世界、若いから大目に見てやろうと言う事は絶対にない。ライブなら尚更、コンサートならとんでも無い。
先日、ある方に○○さんはどうでした?、若手では上手いと思うのですが・・・と言うと、上手い下手に年齢は関係無いと言われた。思っていても確かに・・・と再認識。
10代だからこの程度、20代だからこの程度と言う事は無いだろう、年齢を経た場合、渋みが増すと言う事は有るだろうが・・・。このミュージシャンの考えは小生よりも相当にきつい(爆)。
その考えに立てば、今のお若い方の演奏を聞けば、やはり精進が足らん!。いや、年齢関係無しに、貴方がミュージシャンと言われるなら、昨今の演奏は精進が足らん。
そう言わざるを得ない。
精進とは一心不乱に努力する事。一心不乱に努力しての結果のライブなら、こうは成らないだろう、もう少し違ったやり方が有るだろうと思う物が一杯ある。ライブは学芸会やお遊びでは無い。其れは、有料・無料の問題でも無い。
そんなライブ、小生は最後まで聞くか・・・と言えば、お金を払ってでも聞かないライブもある。そんなライブを企画した店には再度訪れる事は殆ど無い。其れは演奏の上手い下手が店のオーナーに判っているかどうかでも無い。
では、小生が最後まで聞いたライブが全て素晴らしいのかと言えば、本当に素晴らしいライブなど一年を区切りにすれば聞いた中で数度、其れが現実である。我慢もしないが然程の感動もしない、ライブを多く聞くとそんな物、至極冷静に聞いている。レコードやCDを聞くのと同じ扱いである。
ライブは上手いだけの演奏でも聞けない。でも、いい演奏はいい。
先日、有る方のMIXIに、「真剣に聞いて貰いたいので写真は取らないで下さい。」との発言が有ったと書かれていた。ある考えに立てば、其れも至極当然の様に思われる。
しかし、反対の立場に立てば、下手を写されるのが怖いと言う考えにも及ぶ(爆)。そう、写真は真実を写す。小生の持論は、
「演奏家の技量は写真に写る」
演奏を真剣に聞かないで写真が撮れるかと言えば、撮れない。是も小生の持論。他の方の写真撮影の状況は知らないが、写真を撮ってる人間が一番演奏家を聴視している。そう、出てくる音を聴いて、望遠レンズで貴方を見て、貴方の素晴らしい場面を探している。
ボーカリストを狙い写せば、ボーカリストがどの様に声を出し、其れを震わせ、どの様に観客に伝えたかも判る。
ギターリストを狙い写せば、そのギターリストが幾つ音を落としたか、何故落としたかの状況までも判ってくる(爆)。
其れから出てきた言葉が、
ボーカルは「リズム・言葉・情景・表現力」、
ベースは「押さえ・弾き・タイミング」、
ドラムは「リズム・寸止め(音色)・歌心(ダイナミックさ)」なのです(爆)。
でも、判らない楽器もある。其れはピアノ、手元が見えても、あの箱の中の動きが見えない。従って、押さえと出てくる音のイメージしかつかめない。是は出てくる音の判断でしか無い。
しかし、この内部の音(動き)が見えない楽器が一番音域の広い楽器と言うのが困り物(爆)。下手すれば、演奏全体が見えなく成る。でも、ジャズはベース基準、ベースが聞こえないと写真は写せない。
そして、先日のジャズシリーズで書いた様に、全てのボーカルと楽器は腰でリズムを取っている。腰が据わっていないと最悪。
小生は以前、花の写真を写すのには、お花を習うのが一番と間違った考えを持って生け花を習った事がある。でも、習った老齢の先生は全てを判った本当に素晴らしい先生だったが、残念な事に10回も習わぬ内に体調を壊され、現役を引退された。
そう、花生けは自分の心を写す。
店の客の入りが悪いからライブでもして客足を伸ばして・・・何て考えは逆効果。ジャズ(音楽)が本当に好きで無いとそんな事をしても逆効果、ジャズ(音楽)の話しが出来ないオーナーなど持っての外、集まる客の蚊帳の外が精精。
ジャズの話しとは、何もミュージシャンの名前や年表の話しでは無い。其れはジャズ歴史家。本当にジャズが好きかどうかの話、身近な其処にあるジャズの話なのである。でも、結構な嘘を言うオーナーが一杯居られるのも確か。そう、ジャズが本当に好きか、音楽が好きかどうか。
体調が悪いから今日は演奏の調子が悪い、其れもとんでも無い。其れなら寅を頼むべき、寅が頼めない状況ならライブを中止すべき。でも、一般的にそうはされないだろう。しかし、観客には体調の悪さなど何ら関係が無い。
有名税と言う物がある。有名税とは、有名であるが故に、知名度と引き換えに生じる問題や代償を税金に例えた単語で有って、実際に税金を徴収される訳では無い。
この世界にも有名人と言われる方が居る。隠れた有名人と言われる方も居られる。お若い方の目標でもある。
そういう意味で言えば、ジャズ業界でメジャーな人間も小生の中ではプロでない。
本当に昨今、聴かすと言う音楽は少ない。
そう、プロが少ない・・・。
(*^‥^*)」 イヨッ