掲載:2016年10月25日
花形企業だった「Twitter」の衰退

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 花形企業だった「Twitter」、一時は大きく持てはやされたが、現状は火の車以上、引き受け先も見つからないと云う。

 その現状がネットに載った。色々考えられることが書いて有ったが、逆に取れば昔からの謂れが正しいとも思える事も書いて有った。

 確かに、昔からの謂れだけが正しいとは思わないが、現代では全てに程よく柔軟にと言う事だろう。

 伝統に胡坐もいけないだろうし、先を急ぎすぎて目先だけに囚われても存続が危ぶまれる。

 一社25年、老舗は50年、100年続くは大変と言われる企業経営、是は個人経営店舗も同じ。

 そう、常々書く「流行りは歴史を作らない」。ま、この衰退も歴史と言えば歴史かも知れないが・・・。

 頑固も程よく・・・。

 そして、この様な時に思い出し見て見るのが、「家訓」。あの最近話題の三菱自動車も、経営者や管理者が創業家家訓(岩崎家家訓: 人は天の道にそむかないこと。)を覚え実践していればこうは成らなかった筈とは、色々な企業崩壊の時に思う事。

 家訓も宗教も同じ、創始者は本当に良き事を考え実践するが、人間はその後がいけない。後の人間はそのことを自分個人のよき方向に理解し、且理解させ、自分の意のままに是を動かそうとする。

 それは、現代の政治にも、政治家にも個人にも言える。裏を返せば、人間は個人利益に走る物であると言う事、という事は、人間には是を戒める人間を傍に置き、常にこれに配慮しなければ、己を忘れ崩壊の道を辿ると言う事だろう。

 是、努々(ゆめゆめ)疑う事なかれ・・・。

 起業家のワンマン(独裁)経営、急進力(急進的)は有るが、やはり危うい。ワンマン(独裁)経営、要を成すのは企業の形態を成さない立ち上げ時のみ。

    (*ー‥ー*)」 イヨッ

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※ 家訓:  
 http://kakunist.jimdo.com/%E5%AE%B6%E8%A8%93%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/

■住友家 家訓

1.主務の権限を越え、専断の所為あるべからず。
2.職務により自己の利を図るべからず。
3.一時の機に投じ、目前の利に走り、危険の行為あるべからず。
4.職務上過誤、失策、怠慢、疎漏なきを要す。
5.職務上に係り許可を受けずして、他より金銭物品を受領し又は私借(ししゃく)すべからず。
6.名誉を害し、信用を傷つくるの挙動あるべからず。
7.私事に関する金銭の取引その他証書類には各店、各部の銘柄をもちうべからず。
8.廉恥を重んじ、貧汚(どんお)の所為あるべからず。
9.自他共同して他人の毀誉褒貶(きよほうへん)に関して私議すべからず。
10.機密の事を漏洩すべからず。
11.わが営業は信用を重んじ、確実を旨とし、もって一家の強固隆盛を期す。
12.わが営業は時勢の変遷・理財の得失をはかり、弛張興廃(ちかんこうはい)することあるべしといえども、いやしくも浮利に走り軽進すべからず。
13.予州別子銅山の鉱業は我が一家累代の財本にしてその業の深長は実に我が一家の隆衰に関す。よろしく旧来の事跡に徹して将来の便宜をはかり、ますます盛大ならしむべきものとす。

■三菱綱領

1.小事にあくせくするものは大事ならず、よろしく大事業を経営するの方針を執るべし
2.一度着手した事業は必ず成功を期せよ
3.決して投機的の事業は企てるなかれ
4.国家的観念を以て全ての事業に当たれ
5.奉国至誠の赤心は寸時も忘れるべからず
6.勤倹身を持し、慈恵人を待つべし
7.よく人柄技能を鑑別し、適材を適所に用いよ
8.部下を優遇し、事業上の利益は成るべく多く彼等に分与すべし
9.創業は大胆に、守勢には小心なれ

岩崎家家訓(弥太郎の母、美和の家訓)

一、人は天の道にそむかないこと。
二、子に苦労をかけないこと。
三、他人の中傷で心を動かさないこと。
四、一家を大切に守ること。
五、無病の時に油断しないこと。
六、貧しい時のことを忘れないこと。
七、常に忍耐の心を失わないこと。

■三井家 家訓

1.単木は折れやすく、材木は折れ難し。汝ら相協戮輯睦して家運の強固を図れ。
2.各家の営業より生じる総収入は、一定の積立金を引去りたる後、始めてこれを各家に分配すべし。
3.各家の内より一人の年長者をあげ、老八分と称してこれを全体の総理たらしめ、各家主は皆老八分の命を聞くべきものとする。...
4.同族は相争うなかれ。
5.堅く奢侈を禁じ、厳しく節倹を行うべし。
6.名将の下に弱卒なし。賢者能者を登用するのに最も意を用いよ。舌に不平怨嗟の声なからしむように注意すべし。
7.主人はすべて一家のこと、上下大小の区別なく、すべてに通じる事に心がけるべし。
8.同族の小児は、一定の年限内においては、他の店員待遇をなし、番頭・手代の下に労役せしめて、決して主人たるの待遇をなさしめたるべし。
9.商売は見切り時の大切なるを覚悟すべし。
10.長崎に出て、外国と商売取り引きすべし。

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ー【個人的記事保管】ー

※ なぜTwitterの身売り交渉は行き詰まっているのか
 http://diamond.jp/articles/-/105662
 真壁昭夫 [信州大学教授] 【第451回】 2016年10月25日 著者・コラム紹介バックナンバー


業績悪化で身売りまで追い込まれた
花形企業だったTwitter

 つい最近までSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の花形企業として脚光を浴びていた、Twitterの身売り交渉が行き詰まっている。2013年11月7日の上場時、同社の株価は公開価格を73.5%上回った。

 多くの投資家が同社の将来性に期待し、同年末に株価は73ドル台まで上昇した。しかし、その勢いは長くは続かなかった。Twitterは競争の激化に対応することができず、業績は悪化しついに身売りせざるを得ない状況に追い込まれた。足元の株価は10ドル台にまで下落している。

 ここで注目すべきポイントは、「注目の的」のスター企業であっても、需要者側の速い変化に対応できないと生き残ることができないことだ。スター企業であったTwitterの買い手は、今のところ現れていない。

 当面、買い手の出現、買収見送りなどの観測が、Twitterの株価を左右するだろう。同社の命運は市場の判断にゆだねられ、いわば自力で命運を切り開くことが難しくなっている。

 今日のビジネス環境では、IT化がヒト・モノ・カネの動きを速め、競争は激化している。しかも、強力なライバル企業は次から次へと出てくる。そうしたビジネス環境の変化に対応できないと、たとえトップ企業であってもその座から引きずり降ろされ、企業の存続が危ぶまれる状況に陥る。それが今日の企業が直面する“栄枯盛衰”の法則だ。

 企業が競争に勝ち残るためには、常に、需要者が求める新しいサービスや製品を常に生み出すしかない。アップルでさえ、一時、iPhoneの販売が伸び悩み、成長期待が低下した時期があった。わが国でもシャープが、一時の成功体験にあぐらをかき、その成功を追い求めて過剰な投資を進めた結果、自力での再生と企業の存続が困難になった。

 グーグルやアマゾンなど世界の大手IT企業の経営戦略は、自動車や金融など新しい分野に広がっている。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット化)の流れが加速する中、わが国の企業も積極的に自分自身を変革し、新しい分野へのチャレンジが必要だ。そうした姿勢こそが、経済全体を発展させる原動力になる。

 逆にそうしたスタンスがないと、企業は淘汰され、経済は停滞に落ちこむ。それが、“栄枯盛衰”の法則だ。

「飽きられると成長が行き詰まる」
Twitter発展と凋落の要因

 2013年11月にTwitterが上場を果たした際、多くの投資家がこの企業の成長性に期待し、積極的に株式を購入した。それは、同社が短文投稿サイトの機能やコンテンツを強化することで多くのユーザーを引き付け、オンラインの広告収入等が順調に伸びるだろうという期待だ。

 当時、Twitterに限らず、ヤフー、フェイスブック、グーグルなどの先進のIT企業は広告収入を重視した。検索にせよニュースポータルにせよ、多くのユーザーの関心を引き付ける機能を搭載し、それを強化してより多くのユーザーを確保することは成長の基礎だ。その上で、ビッグデータの解析などを通してユーザーの消費行動などを分析し、より効果的な広告宣伝機能をアピールするなど、更なる付加価値の創造と獲得が可能になる。

 こうしたビジネスモデルの弱点は、「ユーザーに飽きられると成長が行きま詰まる」という単純なロジックだ。次々に新しいライバルが現れ、秒進分歩でサービス内容は変化した。

 その中で、Twitterはユーザーに注目される新しいサービスを提供することに遅れた。その結果、ユーザーは同社のサービスに飽き、同社は凋落への道を辿ることになる。よく似た機能を持つアプリケーションが日々登場する中、ユーザーの好みは移ろいやすい。それでもTwitterは自社のコンテンツに競争力があると過信したのかもしれない。

 検索事業を中核とするビジネスモデルから脱皮できなかったヤフーも、同様に経営の低迷に陥っている。既存事業のリストラと部分的な事業強化では、消費者ニーズの変化と強力なライバル出現という市場環境の変化に対応することは難しい。

 特に、オンライン業界は群雄割拠の状況にある。競争に勝ち残るためには新しいサービス、機能の提供を通した需要の開発が欠かせない。時には、それまでの分野と異なる事業を買収してビジネスモデルに創造的破壊をもたらし、収益を多角化することも必要だ。

 在米のベテランの株式アナリストは、「Twitterの経営戦略がわからない」と指摘していた。彼によれば、同社は年配者から難しいといわれることが多い操作方法を改善し、動画や画像シェアなど短文投稿+アルファの機能強化を上場以前の段階で加速すべきだった。しかし、Twitterの対応は後手に回ってしまった。それが、身売りに繋がってしまった。

Twitterを追い越す新興勢力が登場し
買収する必要性が薄れている

 Twitterの株価は低下傾向を示し、同社に買い手が付きにくい状況を考えると、既存のオンラインやメディア関連企業の成長は難しくなっていることがわかる。

 Twitterのライバル企業が続々と登場し、より高い成長が期待できる企業が登場している。Twitterを買収する必要性が薄れているのだ。例えば、同社のライバルといわれてきたフェイスブックは、画像シェアのインスタグラム、メッセージアプリのワッツアップを買収して成長戦略を強化した。さらに、モバイル端末に仮想現実技術を搭載することで、次世代のSNSビジネスを見据えた戦略も進めている。

 その結果、年初来でフェイスブックの株価は約23%上昇している。同期間でツイッターの株価は約27%下落している。また、メッセージアプリの中で注目を集めているのがスナップチャットだ。同社は10秒以内に送信した画像が消えるという、従来にはない画像管理技術を用いて差別化を進めた。これによって、ユーザーは送信した画像が、いつ、どこで、誰に見られるかわからないという不安を解消できる。

 こうした機能が10〜20代の若者の支持を受け、スナップチャットのアクティブユーザー数はTwitterを上回っているようだ。そのほかにも、わが国でなじみの深いLINE(ライン)など、コンテンツの拡充や企業とのコラボを含めて競争力をつけてきたライバル企業は多い。

 2012年、当時TwitterのCEOだったディック・コストロ氏は、同社の収益には全く懸念がなく、ライバル企業の資金調達やM&A(企業の合併・買収)は関係ないと強気だった。一方、ライバル企業は積極的に買収戦略を展開し、メッセージ機能の強化や新しい技術の吸収を進めた。

 そうした経営方針の違いは中長期的な成長性を左右する。同社の経営に戻ったジャック・ドーシーCEOの方針には、ライバル企業と互角に渡り合えるだけの改革は見いだせない。買い手が現れたとしても、相当のディスカウント(割引)が求められるだろう。

“秒進分歩”の世界の厳しさ
“栄枯盛衰”の教訓

 今日のオンラインビジネスは、日進月歩、否、“秒進分歩”というべきスピードで事業育成が進んでいる。その代表がグーグルだろう。

 2015年8月、グーグルは大規模な組織再編を行った。同社は持ち株会社"アルファベット"を創設し、グーグル(検索やアンドロイドアプリの開発)、グーグルベンチャー(ベンチャーキャピタル)、カリコ(生命科学ベンチャー)、ファイバー(光ファイバー回線を用いた高速インターネット接続サービス)、ネスト(スマートホーム機器のデバイスを手掛ける企業)など、複数の異なる事業を傘下に従えている。これは、新しい組織の創造を通したイノベーション=創造的破壊だ。

 アルファベット(グーグル)の経営陣は、常に新しい取り組みを進めていなければ競争に勝ち残れないという危機感を持っている。そのために、自動運転技術やロボットなど、先進的な技術を手中に収めて需要を発掘し、新しい市場を創造しようとしている。このビジネスモデルはアメーバーのような柔軟性と広がりを持っている。それをSNS、検索、IT、自動車メーカー、金融業など特定のカテゴリーに分類することは適切ではない。

 Twitterの身売り交渉は行き詰まり、経営再建の見通しは不透明だ。それは、同社の経営陣が果敢な展開よりも、一時の成功に安住した結果だ。一方、アルファベットの経営陣の成長志向は留まるところを知らない。こうしたビジネスモデルが進化すると、同業がライバルという発想は通用しなくなる。トヨタはBMWやフォルクスワーゲンだけでなく、グーグルや配車サービスを手掛けるUberとも競争しなければならない。

 このようにIT化の促進は人工知能や仮想現実など、その応用範囲を広げるとともに、企業間の競争をし烈化、加速化させている。昨日のスターが明日のスターとは限らない。Twitterの身売り報道は、一たび競争の手綱を緩めると、もう他の企業とは同じステージで競うことができなくなってしまうという「栄枯盛衰の法則」を示している。これは今日の企業が受け入れるべき重要な教訓だ。

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   (*ー‥ー*)」 イヨッ


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