掲載:2015年11月09日
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 平成27年紅葉の季節、旅の国道41号線は混んでいるかと思ったが、然程でも無く、難なく飛騨小坂に到着。先ずは下島温泉「仙游館」に行き、車と荷物を置き、女将さんに車で「平氏ヶ原」に送って頂いた。是も毎度のこと、真に有り難い。最悪は歩く覚悟のこの旅。

 「平氏ヶ原」に到着して先ずはお店の正面写真、其れに平氏水の手水を写真に収め店内に入る。この日に訪問する事は既に連絡済み。店の前には多くの車が駐車、流石の紅葉の季節。

「おじやましまーす!」
「いらっしゃい!」

 この季節、飛騨小坂の山の中は本当に涼しく10℃付近、奥のテーブルは止め火の入る暖炉の横の席にした。

 初めてお見かけする女性の店員さんが居られた。先ずは、普通にお茶を持ち注文を取りに来られた。

「すみません、お酒大!」

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 怪訝な顔をされて下がられた。お酒が出て来るまでに毎度の作業”お品書き”を写真に収める。有りました!「小坂特産・本わさび」、流石の良い物は直ぐに取り入れ、遊び心も有る「平氏ヶ原」。

「鮫皮のおろし板でおろし、蕎麦にのせて食べるとたまらなく美味しいです。すぐ食べられるまでにしてありますので、ぜひお試し下さい。大500円〜小100円」とのお品書きが有った。

 鮫皮のおろし板は何故か日本全国”長次郎作”、それほど有名だが、自分達が今迄実験した結果は、蕎麦には”本わさび”を普通の目の粗い下ろし金などで大根の鬼おろし宜しく、粒を大きく荒く擦る方が美味しい。其れは蕎麦の場合のみ、わさび丼やお茶漬けにはやはり微細に擦る長次郎の方が美味しい。

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 お酒熱燗が来たが、御猪口が1つしか無い。

「すみません、御猪口をもう一つ下さい!」

 其れで判った。確かに山の中の人里離れた「平氏ヶ原」に来るには、普通、車しか無い。呑めても一人、運転手は呑めない。

「あ!、車を宿に置いて来ましたから、大丈夫ですよ!」
「呑む為に宿を取って此処に来たのですから!(笑)」

 其の言葉で、要約納得された様だった。確かに、そんなやつ居らんやろ、が、此処にいます(爆)。失礼しました。

 此処「平氏ヶ原」は山の中の人里離れた手打ち蕎麦屋さん、普通なら蕎麦を一番に注文する筈、それが、酒大は普通考えられ無いですね。一番近い人家や宿まで約2Km。

 先ずは二人乾杯。

「お疲れさん」

 う〜ん、昼酒。しかも地の酒、田舎っぽい。この様な田舎っぽい酒が蕎麦には一番合う。其れも昔で言う二級酒やどぶろくが最も合う。

「この酒、蕎麦にも合いそうでいいねー」

 二人顔が綻ぶ。

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 其処に女将さんが酒の肴を持って現れた。

「ハゼの飴炊き・キノコの小鉢・アミ茸の小鉢・アマゴの卵」

 アマゴの卵が鮎の卵に比べでかい。アマゴはサケと同じ、判らぬでも無いが卵は初めて見たかも。酒が進む珍味ばかり。

「アミ茸の刺身」が出て来たが、癖無く食べやすい。今まで此処で色々な天然茸を食べさせて頂いたが、正直な所、時々食べた程度での味の違いは判らない。街では無い味だね、程度。ただ、酒は進んで熱燗大をもう一本。

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 そして、もう時期も遅いかと思いましたが、食べられました「卵を持った鮎の塩焼き」、やはり季節感充分。何時もの川魚の骨抜き、卵が有っても同じにすれば上手く行く、既に相方も手慣れたもの。

 其処に地元の常連さんが個別に数人お蕎麦を食べに現れ、自分達の前に座られ、お蕎麦を食べて帰って行かれた。鮎ご飯も食べようとされたが、其れは既に売り切れて無く、残念そうにされた。自分達も残念。

 そんな自分達の前に「あじめこしょう」なる一味唐辛子が置いて有った。「あじめこしょう・激辛注意」、皿に取り舐めて見たが、鷹の爪より辛く、少しハバネロ系の味がし、レジ横に販売品が置いて有った。

 是でまたも酒が進み熱燗大をもう一本。

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 その様な事をして、美味しいね、とか言っていると既に午後3時、お客さんも引いたのでご主人が厨房から出て来られた。其処から、「飛騨小坂産本わさび」の話、「アマゴの卵と鮎の卵」が何故こう大きさと個数が違うのかの話、「自分達道中持参のおにぎり」の話、「あ!一つ残っています。是どうぞ!」とご主人と女将さんが味見をして「おにぎり話」に花が咲く。

 是でまたも酒が進み熱燗大をもう一本。此処かもう1本前かは忘れたが、相方が自分に聞いた。

「今何本目か判ってる?」
「うん、○本」

 合っていました(相方に聞けば4本目に質問)。実際は数えてなどいないが、自分の酔いからの答え(爆)。自分は酒飲みだが、どの程度でどの程度酔うかは承知、5合を過ぎて呑めば結構酔って、呑んだ!と成るし足にも来る。其れが未だ無い。

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 そして、本題の新蕎麦、先ずは2人で2枚、何時もの味です。もう幾度と無く此処の蕎麦も新蕎麦も頂いているので、普段・普通の事。やはり水が合って美味しい。やはり街では味わえない味がする。蕎麦、飛騨では何処でも美味しいが、自分達には此処の蕎麦と水と空気と空気感が最高。

 現代の蕎麦は極度の嗜好品、昔の米の取れない場所の蕎麦味とも既に違う。鈴鹿山系の水が美味しいとする四日市の蕎麦ともやはり違う。此処「平氏ヶ原」に先日東京の皆が知る超有名蕎麦屋さんの女将さんが現れ、自分の店の蕎麦より美味しいと言って帰られたらしい。

 この東京の超有名店、言わずと知れた名店、やはり名に恥じず美味。でも、違いはやはり此処の水と空気と空気感。

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 山胡桃ダレも頂いて、蕎麦を浸し久しく食べた。岐阜や信州の小さな山胡桃、相方が、

「山胡桃そば・売れていますか?」と聞くと、

「胡桃(クルミ)」と振り仮名を附けてから売れ出したそうだ。確かに、読めなければ何か判らないので売れない。自分達は以前、この「山胡桃そば」の汁が試作品の時に試食させて頂いた。山胡桃、五平餅にも使われるが、自分が五平餅を食べないのは自然味に更に砂糖を加え甘いから。でも、此処の「山胡桃そば」は酒呑み向き、自然風味で普通の其れほど甘く無い。そんな皆さんにお勧め。

 既に外は真っ黒、時計を見れば既に5時を回り6時に近く、えらいことに。今回は時期も時期、「仙游館」にも大勢のお客さん、何時もの様にお迎えも頼めない。

 蕎麦の釜の火も落ち、宿まで歩いて帰る必要も。でも、蕎麦をもう一枚、二人で2枚、この日食べた蕎麦は合計4枚。

 その後、「あじめこしょう」と「手作りジャム」のお土産を頂き、目の疲れた時の視力回復用に「ブルーベリージャム」を購入、お店の新しい車「ハスラー」で下島温泉「仙游館」までお送り頂いた。

 何時も迷惑を掛けて、すみません。でも、また行きます(来ます)、飛騨小坂/手打ち蕎麦「平氏ヶ原」、自分達お気に入りの蕎麦屋さんです。そう、蕎麦屋さん、呑み屋さんでは有りません(爆)。

 「平氏ヶ原」へは2年ぶり、此処7年で26回目の訪問。

※ 飛騨小坂/手打ち蕎麦・郷土料理「平氏ヶ原」への旅行記目次(2015年秋):
 http://m-jun.seesaa.net/article/429947160.html

※ 飛騨小坂/手打ち蕎麦・郷土料理「平氏ヶ原」案内:
 http://m-jun.seesaa.net/article/463211099.html
※ アミタケ - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%82%BF%E3%82%B1
※ あみたけ(アミタケ)のお話?
 http://www.sansaikinoko.com/amitake.htm
※ 鮎・川魚(岩魚・あまご)の中骨の外し方(骨抜き・抜き方)・写真編:
 http://m-jun.seesaa.net/article/232472719.html
※ 鮫皮おろしがね「長次郎」:
 http://www.world-v.com/chojiro%20top.html
※ 鬼おろし:
・ 竹虎:
 http://www.taketora.co.jp/
・ 藤倉商店:
 http://www.take-fujikura.com/
・ ダイソーの鬼おろしとレシピ:
 http://iemo.jp/30617

【前回の訪問記事】
※ 飛騨小坂/手打ち蕎麦・郷土料理「平氏ヶ原」(2013年10月):
 http://m-jun.seesaa.net/article/378546671.html
※ めいほう「ベルグコテージ」と飛騨小坂「平氏ヶ原」の旅(2013年10月):
 http://m-jun.seesaa.net/article/378370752.html

※ 旅・「日常の中の非日常」と「非日常の中の日常」:
 http://m-jun.seesaa.net/article/115548700.html

    (*^‥^*)」 イヨッ
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