
はい、まだ燃えます。一杯集めても、火鉢の灰としては使えません。危険です。
先日、友人の所の灰皿に灰が入れて置いて有った。火鉢の灰かと思って、其処に灰皿の横で火を消したつもりの煙草を捨てた。そして、横にいると、その灰から煙が出だした!!!。金属製の灰皿はチンチンに熱く成った!!!。
当然、水を掛けて消した。人間が居て本当に良かった。この燃える灰は何?と聞けば、わざわざ煙草の灰を一杯集めた物だと言う。その様な煙草の灰を一杯集めた物は自分も見た事は無かったが、其れが燃える物だとは初めて知った。
友人も当然未だ燃えるとは知らないので集めて入れたのだろうが、本当に其処に人が居て良かった。この灰皿に煙草を入れ、消したつもりで外出すれば完全に火事である。
煙が出ているその灰を見たが、その灰に火種が有る様には一切見えず、煙が出なければ、普通の灰にしか見えない!。灰皿に消した煙草が一杯入っている物に煙草を捨てれば直ぐに燃え出すが、火が直ぐに点く原因はこの灰かも知れない。
灰皿に火消しに入れる物はやはり水が一番、次に砂である。
灰(はい)とは、 Wikipedia に草や木、動物などを燃やしたあとに残る物質と有る。ただし、温度が十分に高くなかったり、酸素供給量が不十分であったりすると、有機物が完全に分解せずに残ることがある。との記載が有る。
そう、灰皿の話で思い出したが、旧家やお寺、茶室に有る煙草盆、中には山型に設えた灰の入った瀬戸物容器と竹の筒が入っているが、灰の入った瀬戸物容器は灰皿では無い。瀬戸物容器は火種(炭)を入れる言えば小さな火鉢、灰を入れる物、曰く現在の灰皿に相当する物は竹の筒の方である。
この瀬戸物容器に煙草の灰や煙草(現代ならフィルター)を捨てれば、無礼。家人が良いと言っても駄目、マナー違反で物知らず、礼儀知らずな人間の証になる。
昔、煙草は煙管(キセル)で吸ったため灰しか残らず、竹の筒に捨てる。煙草盆の使い方は今でも同じ。本式の茶室ではきちんと火種も入っているし、煙管も煙草も置いてある。是で煙草を吸っても良いが、礼儀作法は間違ってはいけない。
現代の本式茶室でも必ず煙草盆が置いて有る。現代、此処で煙草を吸う様な人間は居られないだろうが、吸っても亭主に文句は言われない。ただ、同席した着物のご婦人には着物に臭いが付くと陰で文句を言われる(爆)。
ま、現代なら茶室での煙草はマナー違反でしょうね。なら、何故煙草盆を置いて、火種も入っているの?と言っても仕方ない。言う方が愚の骨頂(この上なくおろかなこと)。
----------
※ 灰 - Wikipedia:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%B0 灰(はい)は、草や木、動物などを燃やしたあとに残る物質。
成分:
生物は、骨などを除けば、主に有機物から構成されている。ほとんどの有機物は、元素として炭素、水素、酸素、窒素(および硫黄、リン)から構成されている。これらの元素は高温でかつ十分に酸素を供給して焼却すると、完全燃焼して二酸化炭素や水蒸気などの気体となって散逸する。一方、体内に微量に含まれている無機質、特に金属元素(カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの化合物類)は燃焼しても気体にはならず、固体として後に残る。これが灰である。
灰の主成分元素はカリウムやカルシウム、マグネシウムであり、微量のアルミニウム、鉄、亜鉛、ナトリウム、銅などの金属元素(ミネラル)やプラント・オパール由来の珪酸も含まれる(含まれる元素は燃やすものによって左右される)。これらは酸化物や炭酸塩として存在しており、通常は水に溶かすと強いアルカリ性を示す(具体的な性質については炭酸カリウムなどを参照)。
ただし、温度が十分に高くなかったり、酸素供給量が不十分であったりすると、有機物が完全に分解せずに残ることがある。
----------
※ たばこ盆:
https://www.jti.co.jp/Culture/museum/collection/tobacco/t12/index.html◆さまざまな形のたばこ盆
寝覚形(ねざめがた)たばこ盆 (江戸後期)
枕元におき、身の周りの小物等を引き出しに入れました
----------
(*^‥^*)」 イヨッ