
ま、是をこう思うのは小生だけかも知らないが・・・(爆)。ただ、大きい音が煩い音では無い。
ドラムも時として前に出る事も必要、でも、下がり切らない人も多々居られる。多分、ご自分では気が付かれていないのだと思う。
先日、いぬいいくじ(乾幾二)さんのドラムを聴視した。当然聴くことから始まるが、聴いて、そして見て流石にと思った。そう、ブラシストロークが小さいが小さいのにしっかりした軽やかで閉まりある音を出されていた。是が聴視の面白さ・・・。この時は手元を見に行ってしまった(爆)。
ドラマーを見るに、ドラムを叩くタイプは小生的に3タイプ居られる。
@ ステックと手と腕が一体と成り、腕の付け根から動くタイプ。
A ステックと手と腕が一体と成り、ひじから動くタイプ。
B ステックと手と腕が一体と成り、手首が動くタイプ。
当然、ステックは自由に動き、何れのタイプにも必要なのがステックの寸止め。
昔、小生の友人で剣道の達人が居た。その人間は、ハエをハエ叩きで空中で叩き、そのハエを左手で持った団扇(うちわ)で受けゴミ箱に入れた。面白い!と小生も練習した事が有るが、本当に難しいと言うか出来ない。普通、ハエは前方に飛んで壁にぶつかり落ちると言うのが普通、是が冴えたる寸止め。寸止めが出来れば、竹刀を強く振り下ろしても相手の顔面1cm手前で竹刀を止められる。
ドラムで是が出来ると、太鼓表面に無駄な不要振動が起きないので余計な音が出ない。結果、締りのある音に成る。現在、関西で実力派で人気有る若手ドラマーは昔、この寸止めばかり練習していたと言う。
是にストロークが小さい、つまり動きが小さく音の大きい音を出す方法、長い箸でも持って机でもダンボールでも叩かれれば誰にでも判る。腕の力だけでは何時までも続かない。この音が出て、瞬時に小さな音を出す、この難しさは素人でもやって見れば容易に判る。
必要なのは柔軟な筋力なのである。若い時は出来ても、歳行くほどに難しく成る。是が判れば、ドラマーがソロ演奏して、下がり切らないのも良く判る。腕が固まればそうなるのも一因。ま、それ以前に聞いてない、バンドのバランスなんか気にしてないと言う人の方が多いですが・・・(爆)。
何れも練習不足、筋力不足なのだと思う。
以前、サックス奏者の藤井康宏さんがMIXIに書かれていたが、楽器の練習とは穴の開いたバケツに水を注いでいるみたいな物ですと・・・。バケツの水の量が実力の一つ。
若い人に良くある間違いは、自己満足。上手く叩けてると思っている事に間違いが有ります。歳行った方の昔取った杵づかも音楽には何の役にも立ちません。音楽家も一生精進、難しい・・・。
※ 伊藤邦雄(G)・渡部春雄(B)・いぬいいくじ(乾幾二)(D) in Jazz Cafe きょん:
http://m-jun.seesaa.net/article/184510760.html
(*^‥^*)」 イヨッ